「毎日少しずつ それがなかなかできないんだな」
僕は今自宅の一室が仕事場ですが、会社に勤務した頃の話です。
最寄り駅からターミナル駅までは、乗車時間は8分でした。乗り換え後は、50分近い乗車時間で始発駅で座れましたので、とてもいい読書タイムになりました。しかし、その前に乗る8分間の電車は混雑し、乗車時間も短いのでただただラッシュに耐えるだけの乗車時間になっていました。
ある時、ふと計算してみました。片道8分、往復で16分、年間出勤日数が約250日間とすると、4000分、これは66時間40分になる。2日と18時間40分になります。
この8分間という短い乗車時間も1年間を通じてみると、3日弱も乗っていることに気づき、この短い乗車時間でも活用方法によっては、一冊の本が読めると考えました。
毎日、少しずつでしたが、そのように考えた後は、本を読む量が倍増しました。

「毎日少しずつ それができない」という人が普通でしょう。でも誰もが、毎日少しずつが実行できたら、積もり積もってすごいことが出来ると知っているのです。でも、できない、できないことが普通だから、自分が出来なくてもいいんだ。そうですよね。
「並みの努力をしていても並みの物しか手に入らない」
「並み以上の物を手に入れたければ、並み以上の努力をすればいい」
「毎日少しずつ」を実践することは、並み以上の努力になりませんか?