久しぶりの帰宅
色々な都市のビジネスホテルで過ごしていると、朝、目覚めた際に、「今、どこ?」と思うことも多いので、今いる場所の確認から始まる。
今回の出張もやっと終わり、明日から1週間ほどは、家で仕事ができる。
今回は、主にISOの審査だったが、初めての審査メンバーとの出会いもあり、とても興味深い経験をさせてもらった。
ISOの審査員を英語で表現すると、
a judge、an examiner、an inspector等があるが、ISOの審査員はauditorと表現する。直訳すると、監査員となる。
ISOの監査は、第一者監査、第二者監査、第三者監査があり、第三者監査を特別に審査という。
auditorは「聴く人」とも言える。
今回の審査で初めてご一緒させて頂いた年齢的には先輩の審査員は、「聴く人」という考え方からは程遠く、審査時間の大半を自己主張で費やされていた。被審査側の方々もかなり辟易されていたが、相手が沈黙であっても、不快な気持ちのサインを出されても、お構いなしで、話続けていた。
年齢的に先輩でも、審査経験が少ないようで、審査を基本から学んでいただきたいと思った。
まさに反面教師という言葉を実感した出張だった。