素直だが左右されない

価値観は人様々だ。信念に基づいて行動する人は、他人の無責任なアドバイスに左右されず、自信を持って行動できる。新しい事にチャレンジする際、人にアドバイスを求めることもある。自分に都合のよいアドバイス、耳が痛いアドバイスの全てを受け止め、自分の信念を再確認する。
以前聞いたエピソードで「ロバと旅人」という話があった。

幼い兄弟がロバを連れて歩いている。そこへ旅人が近づき

「馬鹿じゃないか。ロバに乗ればいいのに」

そのアドバイスを受け、弟がロバに乗り、兄は歩いていた。そこに別の旅人が

「酷い弟だ。お兄さんを歩かせ。自分は楽チンだな」

そこで、弟がロバを降り、兄がロバに乗る。そこに別の旅人が

「酷い兄だ。幼い弟を歩かせ。自分だけ楽チンだな」

そこで、兄弟は二人でロバに乗った。そこに別の旅人が

「酷い兄弟だ。こんな小さなロバに二人も乗るなんて」

どうしていいか分からなくなった兄弟は・・・・・
(答えは最後)

中小企業診断士に必要なスキルは、読み、書き、話すことと言われている。自分はこれらも大切と思うが、さらに重要なスキルは「聴く」ことだと思う。
クライアント(依頼人)の解決したい課題、乗り越えたい課題をしっかりお聴きしなければ、ニーズが分からない。クライアントの相談を遮って、自己主張を始める失敗を何度もしてきた。
最近は、やっとしっかりと聴けるようになった。

自分の専門分野は、ISO9001と14001の構築支援と運用支援だ。
構築支援は、コンサルティングとしては比較的簡単でニーズもある。
運用支援とは認証取得組織の運用を改善し、パフォーマンスを向上するコンサルティングメニューで、単に規格要求事項を知っているだけでは困難だ。中小企業診断士のスキルである様々な企業経営の改善ノウハウが活用できる。

自分の強みとしてISOの品質と環境の主任審査員という資格と経験、中小企業診断士としての知識と経験がある。最近、クライアントから「小坂さんは、自分のスキルを活かして中小企業の経営を改善してくれているが、中小企業の経営者が小坂さんにアクセスすることが難しい。ホームページとか作成したり、今まで自分たちに提供してくれたノウハウを整理して、販売するとかしてほしい。これは、世の中の改善に前向きな中小企業にとって朗報になると思う」
以前から、口コミのみで小坂のコンサルティングを提供してきたが、これでは改善に貢献できる中小企業の数は非常に限られたこととなる。
自分は信念を持って中小企業の経営を改善したい。
そこで、信念に基づきホームページの作成、メルマガの開始を決意した。

ホームページ、メルマガは5月の連休明けのスタートを目指している。

開始時は、本ブログで告知したい。


「ロバと旅人」、兄弟が採った行動
「兄弟は力を合わせてロバを背負って歩いていった」

自分をありがたいアドバイスを頂くことも多い。アドバイスを素直にお聴きし、自分自身を省みることは素直な生き方だが、左右されず信念に基づいて生きていきたいと思う。