ISOに対する経営者の見方

ISO14001、すなわち環境マネジメントシステムを審査する際には、必ず経営者と面談する。
この面談は経営者の基本的な考え方を理解した上で審査に臨むことで、経営者の想いが現場で理解され、納得され、日常的な仕事がなされているかを確認するためである。
経営者面談では、ほぼ毎回確認する内容がある。それは、認証取得の動機や認証を維持する目的だ。

特徴的な事例を二つ

1つ目

認証取得効果が内部のコストダウン程度しかなく、売上増加等の外部効果がなければ、審査を受け続ける意味はない

2つ目

認証取得によって、これまで見えなかった組織内部の改善すべき点が審査で明確にされたため、内部の改善効果があり、これによって売上増加の策が見えてきた。

二人の社長の目指すところは、売上増加であるが、ISOに頼る社長とISOを活用する社長の違いがある。


どちらの社長がいい、悪い等の評価をすべき立場ではないが、後者の社長を応援したくなる