防災セミナー

3月11日の東北地方太平洋沖地震によって、発生した東日本大震災は我が国経済社会に多大なる影響を及ぼしている。中小企業だけでなく、中小企業の部品を使用する大企業も多大なる影響を受けた。

平成19年7月16日、新潟県中越沖地震で自動車用のエンジン部品に欠かせないピストンリングを生産するリケンも被害を受け、製品の提供ができなくなった。その際、自動車メーカであるトヨタ、ホンダ等から多数の技術者がリケンの再生産開始を早めるために応援に向かった。
リケンはこの震災を教訓に事業継続計画(BCP)を再確認し、サプライチェーンにおける重要な地位を確固たるものにする努力を積み重ねた。

しかし、今回の東日本大震災では自動車メーカーは同じ過ちを犯してしまった。

この震災で再度学び、サプライチェーンにおける様々なリスクを想定し、いかに製品を作り続けるかを考えてほしい。

一方、部品等を提供する中小企業にとっても、天災だから自分たちの力ではどうしようもない、とさじを投げないで、自分たちの事業の中で、何が何でも継続する事業は何か、事業の継続を阻害する要因は何か、その要因が自分たちの力で除去できない場合でも、お客様に製品を提供し続ける方法はないか等を真剣に考えてほしい。

このような想いで、今年は全国の商工会、商工会議所、経営者協会、法人会等で「防災セミナー」を展開する計画だ。
昨年は建設業を中心に「住宅エコポイントを活用したマーケティング」を全国で数十回担当させて頂いた。
「防災セミナー」は業種・業態に関係なく全ての企業や組織に必要な知識であり、知恵を提供する。


本格的に全国で講演するのは、7月以降になるが、このブログでも公開されるセミナーの案内はし続けたいと考える。多くの方に聴いて頂きたい内容だ。

6月20日 13:30〜15:30 山形県長井商工会議所
6月28日 13:30〜15:30 茨城県下妻商工会