ラストスパート

ラストスパートとは、最後に一気呵成で仕上げることだと思う。
今年のラストスパートの季節だ。
今年の仕事は、コンサルティング、講演、セミナー、審査等多彩であったが、昨年かなりの力を注いだ某製造業の管理職者登用研修が経営悪化の影響を受けて凍結されたことはとても残念であった。
今年の経済活動支援はまだまだ満足できないが、残りの25日程で仕上げに入る。

年末までの出張は、宮城県女川、岩手県盛岡、長野県伊那があり、都内での某社の社員研修で締めくくる。
外出を伴う業務は、26日(土)で終了する。
27日以降は来年に向けた準備に取り掛かる。

正月明けには、審査、公共機関での研修、某社での社員研修、商工会議所等の研修予定が怒涛のように押し寄せる。これらへの準備は入念に進め、クライアントの予想を超える満足度を高めたいと思う。

話は変わるが、先日、県内の某大学であるプロジェクトのキックオフに参加した。そこには、中小企業診断士の大先輩の方々との出会いがあった。このような会合や懇親会に参加して、いつも迷うのが相手をどのように呼ぶかだ。
「○○さん」と呼ぶか「○○先生」と呼ぶかだ。
技術士の集まりでは、「○○先生」と呼ぶことも多いが、何となく違和感を覚えていた。
自分の場合は、まわりの雰囲気を読み、「○○さん」と呼ぶか「○○先生」と呼ぶかを決めている。

ある診断士の方に「○○さん」と声掛けしたところ、返事がなかった。そこで、「○○先生」とお呼びすると、振り向いてくれた。複雑な心境だった。「○○先生」と呼ばれることが当たり前で、「○○さん」と呼ばれたくなかったのかもしれない。

しかし、最近の自分を振り返ると「○○先生」と呼ぶのは、自分自身が尊敬している方々であり、「○○さん」とお呼びする方々は、初対面かあまり知らない方々、あるいはあまり尊敬していない方々のように思う。

「○○先生」と呼ばれたいのであれば、そのような人格を醸し出してほしい。