目先のことだけに囚われないこと

少しだけ明るさが見えてきたと言われる不景気であるが、下請け製造業や建設業にとっては、まだまだ長いトンネルの中にいるようだ。このトンネルの先に何があるのか、分からないようだ。しかし、その先のトンネルは必ず明けることを信じて、経営者の強い使命感で全社員で歯をくいしばって、頑張っている。
多くの経営者の方の相談を受けるが、悩みは今月の売上や資金繰りであり、目の前にお客様を連れてきてほしいということであったり、銀行等の金融機関にお金を借りる方法を知りたいというケースが多い。
確かに目の前の課題を解決することは、重要な経営課題である。しかし、その目先の課題を少し解決できただけで、全ての課題を解決したように勘違いされるケースが多い。
大切なことは、今の苦しい経営状況に陥った原因の追求である。原因は外部に求めても解決は難しい。必ず内部に原因があるはずである。その原因を経営者は、社員に求めてはいけない。経営者自身に原因があると考えることで、自分自身を改善できる。
目先だけに囚われてしまうと、本質を忘れる。

現在、実質的に衆議院選挙に突入している。政権与党の自民党と次期政権を狙う民主党の一騎打ちの戦いになりそうだ。そこで、各党のマニフェストを比較すると、かなりがっかりさせられる。
自民党民主党も目崎の経済対策や福祉対策しか言及していない。
今回の総選挙は、政権選択選挙とも言われる。すなわち、100年後にあの選挙が日本の転換点であったと言われる選挙になりそうである。
そんな重要な選挙においては、日本という国の根本に関わる方向性を示すことが大切であろう。
いつまで中華人民共和国大韓民国等に謝罪外交を続けるのだろうか。
いつまで自国の過去を担った人々を愚弄し続けるのだろうか。
いつまで誤った教育を続けるのだろうか。
いつまで「日本は素晴らしい国」と言った公務員を罷免し続けるのだろうか。
いつになったら、天皇陛下や首相は靖國神社を参拝するのだろうか。
いつになったら、自国に誇りを持つこと、自国を愛することを右翼と言わなくなるのだろうか。

今回の選挙ほど、投票行動で迷う選挙はない。