日本だけが侵略国家?

1995年8月15日の戦後50年目の敗戦式典で当時の社会党所属の総理大臣が発表した謝罪外交、あるいは叩頭外交の始まりを村山談話という。
その後、歴代総理大臣が必ず行っていた敗戦記念日靖國神社への参拝も取りやめられ、ありもしない幻想の慰安婦問題、南京30万人虐殺妄想、何かというと自国民をまとめるための日本バッシング・・・この談話が全ての始まりだったと思う。

田母神前航空幕僚長が格下げされ、定年処分を受け、退職金まで返上させようとした狂気は、北朝鮮中華人民共和国言論統制をイメージさせる。
村山談話という一時期の総理の談話とは異なる歴史観を示したエッセイを書いただけでこんな処分とは驚きであった。
これに対して、与野党も新聞も言論統制の危機を示す者はなかった。
政府の見解と異なる見解を航空自衛隊5万人のトップがあからさまにしたことが、その理由だろうが、何に恐れているのだろう。
もしも、政府見解と異なる意見表明や態度を示すと田母神氏と同様の処分を受けるならば、国旗掲揚・国歌斉唱時に規律するという政府見解と異なる態度を示す日教組の組合員にも同様の処分を科すべきである。

一方日本だけが侵略国家であったかということであるが、これは明らかに違う。明治維新頃から既に欧米による植民地争いはあり、欧米は全て侵略国家であったと言える。

さらに、日本固有の領土である北方領土南樺太、千島、択捉、歯舞、色丹、国後)を不法に占領し続けるロシア、日本固有の領土である竹島を不法に占拠し続ける大韓民国は侵略国家である。

さらに、不法に侵略し民族浄化もどきをし、モンゴル。チベットウイグル、その他の少数民族から様々な財を搾取し続ける中華人民共和国は明らかに侵略国家そのものである。

日本だけが侵略国家でないという正しいことを言ってはいけない国になったとしたら、他の侵略国家と同じ下等国家になり下がったと嘆くものである。