8月6日は被爆記念日

今日、8月6日は広島に原爆が投下され、多数の人命が失われた日である。それぞれの人生が一瞬の閃光によって奪われ、例え生き延びても放射能による後遺症、体に埋め込まれたガラス片等で苦しみを与えられた。
核兵器は瞬時にして大量の生命を奪う兵器であり、究極の兵器であろう。
アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランス、インド、パキスタン等で核保有され、今もなお核開発に余念のない国もある。
我が国は、我が国に照準を合わせた核搭載のミサイルを有する国家から常に脅かされている。しかし、我が国は決して先に手を出しませんと宣言している。非常にまれな能天気、あるいは危機感の薄い国家かもしれない。
相手が絶対に攻撃しないと分かっていれば、相手に比べて圧倒的な戦力を計画的にしかも時間をかけて準備すれば相手国は簡単に屈服させることが可能だ。
しかし、簡単ではないだろう。理由もなく相手国に軍隊を送り込んだり、ミサイルを打ち込むと、国際世論が許さない。しかし、相手国に軍隊を送り込んだり、ミサイルを撃ち込まないと自国の危機である旨の話をでっちあげれば、結果的に相手国への攻撃を正当化できるだろう。
過去の世界の戦争では、常に攻撃の理由の正当化合戦だったのではないか。
イギリス、アメリカ、フランス、オランダそれぞれの先進国も正当な理由として戦争をしかけてきた。
これらの戦争は侵略戦争だった。謝罪しろと相手国家からののしる声が聞こえない。
なぜ、日本に対してのみ侵略国家であったと世界が言うのだろうか?
むしろ、侵略国家でした。ごめんなさいといってしまったので、言われるのではないだろうか?

今日、そしてナガサキ敗戦記念日と8月は国家と安全保障、そして日本人としての誇りを考える季節だ。

今日は広島で原爆記念式典があった。同日、田母上前航空幕僚長の講演も同じ広島で開催される。日本の繁栄と世界平和を願うイベントが同日に行われるということは、非常に意味深いものがあると思う。一部の団体による妨害行為があったようだが、無事終了することを願う。


原爆死没者慰霊碑の碑文について
慰霊碑は昭和27年8月6日に建立された。碑文には「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」とある。

この碑文を読んで思わず

???


でした。この文章は変だと思ったからです。まるで日本人が過ちを犯したかのような文章です。
過ち、すなわち原爆を非戦闘員が多数存在すると分かっている市街地に投下すること、これが最大の過ちとは誰もが思うところではないだろうか。
被爆国である日本であるならば、
「安らかに眠って下さい 過ちは繰返させませぬから」とでも書くべきでしょう。
この碑文については、様々な議論があったそうだ。
その意味は、
「碑文はすべての人びとが原爆犠牲者の冥福を祈り戦争という過ちを再び繰り返さないことを誓う言葉である 過去の悲しみに耐え憎しみを乗り越えて全人類の共存と繁栄を願い真の世界平和の実現を祈念するヒロシマの心がここに刻まれている」
すなわち、誰とも特定せず、世界みんなで仲良くしようよとでも言っているようです。

では現実世界はどうか、日本に核ミサイルの照準を合わせる建国70年ちょっとの大国、日本領土を不法占領する半島国家とロシア、いかに日本人が平和を愛しても、友愛だと言っても、そんなことを思わない世界を考えると、今の碑文は簡単に無視されそうだ。

被爆国家だからこそ、毅然とした態度が必要だろう