憲法を読み返す

前文(抜粋)
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。

前文のこの部分↑を読むと、何と能天気で危機感の無い憲法だろうかと思う。
「日本国民は、恒久の平和を念願し」
⇒恒久の平和を念願しない国家があるだろうか?それでも戦争やテロはなぜ起こるのか?大東亜戦争は恒久の平和を念願する日本以外の国が、恒久の平和を念願しない日本に鉄槌を下した戦争とでも言うのだろうか?大東亜戦争に至った明治維新、日清日露戦争第一次世界大戦等の歴史の流れと急速に先進国化していった日本に対するアジアアフリカ植民地競争によって、多数有色人種を殺戮してきた欧米各国とのぶつかりではなかったのだろうか?

「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」
⇒信頼するのは勝手だ。それで安全と生存を保持できるのか?信頼できない軍事国家の直接の脅威にさらされている現在、公正と信義に信頼することは可能だろうか?

第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

↑9条を堅持したいと願う勢力は、日本国が他国の武力攻撃を受ける恐れがある場合、受けた場合に、どうやって国土と国民を守ろうと考えているのだろうか?
大東亜戦争では、ハルノートという事実上の最後通牒が突き付けられ、国家の存亡をかけて小国が大国に捨て身で挑んだ戦いだった。
また、現在、弾道ミサイルを我が国領土を超えて発射する侵略国家の北朝鮮チベットウイグル満州、モンゴルを侵略し大量の民族を殺戮し、民族浄化を進め、軍事力を驚異的な勢いで強化する中華人民共和国竹島を不当占領する韓国、我が国固有の領土を不法占領するロシア等、いくら我が国が国際平和を誠実に希求しても、実現させない侵略国家から、どうやって守るのだろうか?
そもそも、我が国は絶対に攻撃しないと宣言するなんて、国家間の駆け引きではありえないと思う。
相手が絶対に手を出さないと分かっていたら、相手国を完璧に叩きのめす準備を長い時間かければ、いつかは支配下における。

以上から、憲法は日本という悠久の歴史を有する文化国家を真に存続させる意思が欠けていると判断する。

今年の総選挙では、どの政党に投票するかは、まだ決めかねている。

しかし、国旗をないがしろにする民主党だけは、その危険性が顕在化したので、投票したくない。