決断

決断とは、判断し実行することだ。単に判断しただけで何も行動をしないことを決断とは言わない。もちろん、判断し実行しないという行動もあるだろう。

ここに紹介したいのは、神奈川県で環境分析事業を経営される社長の決断だ。


社長が事業を承継され、様々な改革を進めてこられた。その一つに従業員に対する資格取得の奨励がある。
従業員に資格を取れと言い続けても、従業員が動かないことが多い。そのため、一般的には資格取得のための補助制度、取得後のお祝い金、あるいは資格手当など、会社では様々な手当で、すなわち、お金で解決しようとの行動がみられる。

しかし、当社の社長は、資格の中でも難関に分類される中小企業診断士に挑戦すると決断された。
そして、準備を着々と進め、年末年始の休みを利用して、集中した勉強をされる。

経営者による率先垂範という言葉はよく聞く言葉だが、本当に実践している経営者はあまり見ない。


自分自身が社長の診断士挑戦にどれだけ貢献できるかは不透明だが、その心意気に打たれた。可能な限り、持てる時間と力で応援したい。


年始の決意で三日坊主は多いが、年末に決断し、既に行動した人は、行動が継続するだろう。

明日になったら、病気が治ったら、景気が良くなったら、明日晴れたら、明日雨だったら・・・

物事を先延ばしする自分自身を欺く巧妙な言い訳を一切しないことが、目標達成の早道だ。