サンタクロース

サンタクロースの現在位置に関して、米軍は最新の技術を駆使して情報を子供の求めに応じて提供しているそうだ。
存在は、目に見えなくても、人の心に明確にあれば、それは存在しているのと同じだろう。


自分が小学生の頃、父親の転勤で煙突の小さな家に引っ越した。
ちなみに、自分が子供のころ、各家庭では薪を燃料にしていたため、家にはそれなりの煙突があった。

小さな煙突の家に引っ越した時の、自分の心配事は、これだけ小さいとサンタクロースの出入りが出来なさそうだということだった。


小学校2年生頃のクリスマスイブの夜、家の外にある風呂がまの火の状態を確認するため、母親が出て行って、数分後、大きな声で自分の名前を呼ぶ「ゆーうーじー!早よ、外に来んか〜!」
何事かと外に出て、風呂釜の側まで行くと、遠くで鈴の音が鳴っている。
「もっと早く来れば、サンタさんに会えたのに、残念やったね〜」と


遠くで鈴が鳴り、徐々に遠ざかる。


幼い頃の淡い思い出だ。


ちなみに、自分は4人兄弟の末っ子で、直ぐ上の兄は6歳上、その上は8歳上の姉と10歳上の姉だ。


自分が今、親になって、自分の子供が小さな頃、この時期は南向きの窓に外から見えるように、サンタさんへの願いを書いていた頃、とても幸せな気持ちを抱いた。きっと、自分の両親も同じだったのだろうと思うと、心が温かくなる。