フォークで切れるステーキ
幸運が重なって先日、いわゆる超高級ステーキを3枚頂いた。
テレビでよくみる「フォークだけでも切ることができる柔らかでジューシーなステーキ」だ。
とても楽しみに家族4人で分けて食べた。
一口目、確かに口の中で溶ける様な感じがする。
二口目、何だか油っぽいな
三口目、脂身だか何だか分からない肉だな
・・・全部食べた後、高そうだが、美味しくない
この感想は程度の差こそあれ、家族の感想だ。
やはり、ステーキはナイフとフォークで格闘しつつ、しっかりと噛みしめながら、そしてビールで流し込む、そんな感じが好きだ。
これは、大昔の大学生の頃、月に一度のバイト代の収入があった日に、東横線の祐天寺駅そばのステーキハウスで確か500グラムの最大級のステーキと格闘した思い出が形成している味覚かもしれない。
脂身だらけのステーキは柔らかい、しかし、生物の命を頂いている感覚が少ない
草原で草を食べ、走り回って引き締まった肉体の硬い肉のほうが、命を頂いている感覚が強い。
何だかんだ言って、貧乏性なだけかもしれないな。