子供の頃、夏の甲子園の予選を田舎の球場で見るのが好きだった。その頃、テレビはNHK総合NHK教育民法1社だったように記憶している。プロ野球の中継はなく、プロ野球が生で見られる野球場もなかった。このため、野球といえば甲子園の予選大会が身近だった。
予選が終わる頃、夏休みが永遠と続くと勘違いしていた7月も終わり、残り1ヶ月なった夏休みに一抹の寂しさを覚えたものだ。
特に、8月でも涼しい夜は、何だか夏休みも終わりという気持ちになり、とても寂しかった思い出がある。
しかし、甲子園大会が始まると、嬉しくてNHKをず〜っと食い入るように見ていた。
そして、優勝校が決まるとまた、秋を感じ、いよいよ夏休みも残り10日となり、思いっきり焦る時期を迎えた。それは、昔は大量だった夏休みの宿題だ。
子供の頃は、いつも最後の10日間は泣く泣く宿題をしていた。まるで、キリギリスのような生活だった。
そのクセは、今も抜けないようで、締め切り間際に慌てるのが、最近の恒例になった。
自分はこんな人間だと思い込んでいるのだろう。どこかで改めなければ。