我が国の中小企業では、経営者の高齢化の進行が見られる。
1982年における資本金1000万円未満の会社経営者の平均年齢が52.08歳であったが、2004年には57.33歳に高齢化した。平均年齢で5歳強の高齢化だ。
高齢化の問題と同時に、彼らの後継者の問題がある。後継者が既に決まっているという会社は4割程度で、このままでは我が国の経済社会を下支えする中小企業が次々に廃業に追い込まれ、その影響は大企業にも及ぶ恐れがある。
このような時代背景の中、中小企業庁は「事業承継ガイドライン検討委員会」を発足させ、このたび「事業承継ガイドライン」が公表された。以下のホームページでダウンロードできる。
事業承継に悩む経営者の方々、事業承継を支援する中小企業診断士等の士業の方々にとって、必読書と思う。診断士を目指す受験生の方にもぜひ読んでもらいたいが、今は8月5日と6日に実施される一次試験に全力を投入し、試験後に診断士の仕事の一つの柱になると思われる事業承継を読まれ、診断士登録後のビジネスをイメージされると良いと考える。
http://jcbshp.com/achievement.php