二日間を審査に全力を注ぐと、かなり疲れを感じるが、妙に頭が冴えている。
審査を受ける立場であった頃、審査とは”あら捜し”と思っていた。こんな考えで審査に臨んだ自分をニコニコして審査して頂いたベテラン審査員によって、自分は審査の奥深さを知り、興味を持った。この方との出会いが、自分の審査員人生の始まりだった。
昨日からの審査では、逆に自分が審査する立場であった。いつも審査で思うことは自分が審査を受ける立場において、思っていたこと、すなわち、受ける側の心を少しでも和らげ、何らかの改善の機会を見つけていただくことである。
審査は審査であって改善方法を示唆するコンサルティングが禁止されているので、質問の意図を理解いただき、そこから改善のヒントを得ていただきたいと考え、質問内容、方法は事前に入念に準備が必要だ。
始まる前に審査の質の8割以上が決まると思う。残りの2割は審査の場での傾聴の心だと思っている。
この二日間、また勉強できた。リーダーの主任審査員の方、審査先の企業の方々に感謝!