ある経営者とお話していて、この方の悩みが競合店との比較に原因があると思った。
小売業を営む方で、自分の店に比べて、競合店の店長が明るく元気、お客さんも多そう、きっと自分の店よりも売れているだろう、利益も多いだろう・・・何だか苦しい。
人が不幸に想う事の大半は、自分と他人を比較することから出発するのではないかと想う。
大切なことは、自分で決めた自分の目標が自分のライバルであり、これを超えるか否かが決め手のように想う。
この観点からも、自分で明確な目標を設定することがいかに大切かが分かる。
小売業では、売上高、経常利益、総資本回転率、在庫水準など様々な指標で目標を設定するのが得策だ。そして、目標は分かりやすく設定し、社長、店長だけでなく、従業員をも含めた目標にすると、まさに全社一丸、全員一丸で自分達が設定した目標に戦いを挑むこととなろう。
他店に価格競争で勝っても、その後に残るものは何だろう?