2004年12月に改訂されたISO14001に基づき、各登録組織は定期審査時を活用して、移行審査を進めている。明日からの審査でも、新たな規格に沿ったシステムを審査する。
規格が改められ既に久しいが、改訂で使い勝手が悪くなることも多いISOであるが、14001に関しては、非常に良くなったと想う。
特に過去は法的要求事項に関する順守評価であったものが、組織が同意するその他の要求事項も順守評価が必要になった点、かつ環境に関連する法的要求事項だけでなく、環境側面に適用可能な法的要求事項に範囲が拡大された点も、組織のコンプライアンスの強化にとっては、好都合であろう。
明日からの審査では、移行審査も兼ねており、アドバイスを多少秘めた質問を考える今の時間は、登録組織と既にコミュニケーションが始まっている時間であり、至福の一時でもある。