今日は、久しぶりに映画館で映画を見た。そして、数年分の涙を流した。
「おとこたちの大和」は映画館全体の観客を引き込む感動を与えた。
多くの若い兵士が、大和と命運を共に、枕崎沖に沈んでいった。
大和は、最後の決戦として水上特攻を命じられた。現代の戦略、あるいは価値観で大和の戦略を評価することはできない。その当時は、追いつめられた軍部の最後の決断であったのだろう。
その決断を受け入れた多くの兵士達にも、様々な想い、葛藤があったと思う。
しかし、毎日のように数万の同胞が殺戮される中、一刻も早く戦い、自分の家族、親戚、友人、そして日本を守ろうと決意し、確実に死に至る戦いに臨んだ。
彼らには、「何のために戦うのか、何のために死ぬのか」が明確であり、非常に謙虚でひたむきであり、見る者を感動させ、映画館は溢れる涙で一杯になった。
「心ならずも戦場に赴き戦死された人々」という表現を小泉首相は取っている。この映画を見ると、「心ならずも」などと言う言葉は、命を祖国に投げ出した多くの兵士にいかに失礼かが分かる。
死は誰もが恐ろしい、生きたい、そんなことは当たり前で、喜んで死にに行くことはないだろう。しかし、彼らは、死と言う道のみが残された道であったのではないか。
靖国で神となられた彼らを愚弄する中国、韓国、それ以上に中韓の作戦を利用し、発言力を高めようとする政治家は、今一度、彼らが「何のために死んだか」を考えて欲しい・