「得るは捨つるにあり」
禅問答みたいですね。作者の思いを短い言葉で表現するとこのような表現になります。
万人幸福の栞の本条の締めくくりを引用します。「事業の上でも経済の上でも、その他奇禍にあった場合でも、恐れ、憂え、怒り、急ぎ等々の私情雑念をさっぱりと捨てて、運を天に任せる明朗闊達な心境に達した時、必ず危難を逃れることが出来る。見事に窮地を脱することは、古人の体験であり、「窮すれば通ず」とは、このことをいうのである。
残りは13条から17条までの5ヶ条になりました。
倫理法人会に所属し明るく勉強する全国4万5千社の社長さんは、17か条の教えを実践することで、自身が明朗、愛和、喜働の喜びを体感し、従業員も引っ張られ、その企業は窮地を脱する事例が沢山あると言われています。17か条は、ただ単に言葉として覚え、人に勧めるだけでは全く意味が無い、あるいは知らないほうが良いとも言えます。
そうです、実践しなければ意味がありません。実践のためには、実践した方々の生の声を聞く事が一番の早道です。
倫理法人会は毎週1回のモーニングセミナーという場において、多くの経営者の実践の話を聞く事ができ、中小企業診断士の自分にとっても、中小企業経営者の生の声を聞くことで、実体に即したアドバイスが可能になっている。