「働きは最上の喜び」
自分の只今ついている仕事の尊さを悟って、けんめいに働く時、自然に与えられる楽しみ、これは何物にも替えることの出来ぬ人生の喜びである、最高至上の歓喜である。
人は生きているということは、働くことである。働く喜びこそ、生きている喜びである。

ほんの少し前までは、フリーターが社会問題視されていた。最近はニートが問題視されている。中卒、高卒、大卒で働かず、勉強もせず、ただ何となく親に頼って生きている。ニートの中には30歳を超えている人もいるらしい。
学ぶ喜び、働く喜びを知らないからニートという発想は何となく短絡的に思うが、かと言ってニートに同情する気もニートを生み出した社会環境を考察する気もない。
ただ単に、全精力を使って勉強し、知らなかったこと、出来なかった問題が解けたなんて、なんと本当に楽しいことなのにもったいないと思うだけ。一心不乱に働き、難しいことにも挑戦し、自分の壁を越えた時の喜び、知らないで一生を終えるなんてもったいないと思うだけ。だからニートに学んだらどうですか、働いたら楽しいよなんて言わない。
これは自分で発見するもので、人に言われても気づかない。