自分は、某審査機関の契約審査員でもある。審査は審査機関で異なるというよりも、所属する主任審査員や審査員のレベルで相当なさが出るようだ。
審査の品質は、当然に審査を受ける企業は決めるものであるが、自分自身の審査スキルを向上させる普段の努力が不可欠な世界である。
自分が所属する審査機関は、既に企業をリタイアした人が多く、ベテラン審査員が多い。このため、審査で同行すると勉強になる機会も多く、審査で得る報酬以上の勉強ができる。
しかし、時々ベテラン過ぎるのか、やや眉をひそめるベテラン審査員と出会うこともある。このような場合は、反面教師として勉強させてもらっている。
大半のベテラン審査員は年金をもらっているのか、様々な場面で余裕を感じる。
ところが、最近思うこととして、それだけ余裕があっても、審査機関の内規で決まっている宿泊規定を守れず、近場でも宿泊を求めるベテランがいるようだ。
宿泊費なんて、主任審査員の報酬に比べたら微々たるものなので、泊まりたければ自腹で泊まればいいと思うが、そう思わないベテランもいるようだ。
審査員に限った事ではないが、審査員ともなると、審査を受ける企業からは「先生」と呼んでもらえる。自分も初めて「先生」と言われた時は、ちょっとくすぐったい思いがした。
ところが、時々「先生」と呼ばない起業もあって、自分は何とも思わないが、それだけで気分を害する審査員もいる。
「実るほど頭をたれる稲穂かな」を思い出して欲しい。