「みんな祖先とつながっている」
「人には誰でも生命のルーツがある。目には見えないけど、自分の背後には時を貫く生命の軸が脈々と息づいている。だから自分は一人ではない。今も、守られ支えられている」
最近よく聞く「人は何のために生きるのか」という問いかけ。「生きる意味を探す」「生きる意味は何か」全部同じ。この疑問や問いかけに疑問を持つ。
人は実に沢山の偶然のおかげで今この世界に生きている。両親がこの世に生まれ、出会い、結婚し、そして自分が生まれた。両親も自分と同じ、その両親も・・・・
ずっと遡ると地球への生命の誕生、地球の誕生、太陽系の誕生、銀河系の誕生・・・もう訳が分からない世界
だれがこの世界を創造したか、そこに宗教が生まれたのだろう。
このように考えると、今ここに生きていることは「紛れも無い事実」であるが、それ以上に今この世界に「生かされている」のではないだろうか。
誰も自分の意思で生まれたものはいない、偶然の産物としてこの世界に生かされた。だったら、生きる意味は生きる意味を考える以上の深い意味があると思う。だったら、そんなに長くない生かされている時間を自分に求められるものに全力で投入し、全力で駆け抜けたいと思う。