戦後70年 千の証言スペシャル「私の街も戦場だった」

昨晩、TBSで戦後70年 千の証言スペシャル「私の街も戦場だった」が放映された。

米軍を中心とする連合国軍の爆撃機が、一般市民を無差別に攻撃し屠殺する場面を、ガンカメラが記録し、その映像を中心に、いかに米軍がゲームのように日本人を殺戮したかを示す放映だった。

そして、お決まりのように「戦争はだめだ」で終わる。

全体としては、ガンカメラの古い映像をよくぞ編集したなと感心できるものであったが、以下の2点で、TBSも朝日新聞と同系列にいかに日本が嫌いかを示すものであった。

1つ目
米軍の焼夷弾による無差別空襲、P51による一般市民を狙った超低空爆撃は、もやは戦争ではない。従って、「私の街も戦場だった」は、テーマとして不適切であろう。
むしろ、「私の街も屠殺場だった」が適切であろう。

2つ目
米軍以外にもドイツによるロンドン空襲、日本帝国軍による重慶爆撃も米軍と同様の無差別爆撃と位置付けている。軍事施設を中心に爆撃した重慶と同じ扱いにすることで、米軍の無差別爆撃、原爆による数十万人の屠殺を正当化したいと言う東京裁判を後押ししたかったのだろうか?

以上の2点が、せっかくの力作を駄作に貶める可能性を高めている点が残念だ。