終戦の日に想う

66年前の1955年8月15日も2011年8月15日の今日と同じように青空だったそうだ。

終戦の日に向けて、テレビ等では映画、ドラマ等が特集される。そのような映画等を見ていると、戦争の悲惨さ、家族の絆、夫婦愛等が描写され、平和の尊さを理解させるものが多い。感動的なものも多い。
しかし、何か違和感を覚えることも多い。
それは、大東亜戦争に至った国際社会における経緯が歴史的事実を踏まえて解説されていない点だ。

我が国が世界でも例を見ない平和で安定した江戸時代を過ごしていた頃、ペリー率いる黒船艦隊が日本を無理やり開国し、国際舞台の俎上に上げた。
その後は、欧米列強がまるでアジア・アフリカをケーキのように思ったのか、切り分けて植民地化していった。

朝鮮半島を巡る清国との戦いであった日清戦争は、我が国と清が欧米と同じように植民地を争った。

我が国にもロシアの脅威が迫り、独立国としての気概も気力もない隣人である韓国を併合した。そして、ロシアとの戦い

世界の列強が権益を奪い合うための第一次世界大戦

日本も欧米列強と同じように拡大路線を取ることに対する欧米列強の強烈な圧力に屈しなかった大東亜戦争

歴史とはその国の歴史である。我が国のこれまでの歩みを日本人の視点に立ってしっかりと見据えた映画やドラマが生まれないのは、「ならず者国家」であるロシア、韓国、北朝鮮中華人民共和国の不当な内政干渉を恐れてのことかと勘繰ってしまう。

圧力に屈しない本当のメディア人が現れてほしい。