お前が落ち込んでどうする!

連日のテレビ報道で大震災の悲惨さがただものではなく、未曾有の大惨事ということがが、今回ほど相応しいと思ったことはない。
一つの町が一瞬にして消え去る。そんな光景を見ると、自分自身も衝撃を受ける。
自分の講演を聴きながら、笑ったり、うなづいたりして頂いた宮古陸前高田、女川・・数え上げればきりがないほどの多くの方々の安否が気になる。しかし、連絡が一切取れない。

そして、自分自身の心も暗くなっていった。

しかし、「お前が落ち込んでどうする!」という一つのメールがきっかけで勇気づけられた。

我が家では今春のイベントとして、大学4年生になる長男の就活成功祈念、指定校推薦で第一希望への合格が決まった二男の合格祝いを兼ねた高級レストランでの食事を予定していた。
家族で話し合い、この予約をキャンセルした。

この食事で考えていた予算の全てと、プラスアルファで赤十字社に寄付することとした。

今何が出来るかを考えた時、現地に行っても足手まとい、様々な物資も相手が欲するものとのミスマッチ等が想定できる。今出来る一番のことは、寄付しかないと家族で考えた。

東北や関東で被災した方々が一日でも早く日常生活に戻れるよう、今後も少しずつだが、寄付し続けようと思った。

毎月11日は寄付をする日に決まった。