決めごとは具体性がないとね

サミットが終了した。とてつもない費用を浪費したイメージだ。
二酸化炭素削減に関しても、先進国の首脳が集まって、「皆で減らすように言いましょうよ」程度で満足している。
原油高騰、食糧危機に関しても本質的な議論として、投機マネーの抑制や食料を燃料に回すことで食料の高騰を目論むアメリカの考え方を改めることなど全くできていない。
さらに、北方領土に関しても最大のチャンスでありながら、何も議論した痕跡がない。


八方美人外交と言う言葉がイメージされる。外交哲学のない外務省、その外務省の指示通りに動く福田首相・・・このままでは、自分の省益だけを考える一部の官僚や思考停止した一部の老害政治家によって、日本がダメになりそうだ。


このサミットを見ていて、何故今アフリカ諸国が飢餓や貧困に悩むのかを考えた。どう考えても、その根本原因は、イギリス、フランス等によるアフリカで繰り広げられた大規模な搾取ではないかと思う。
当時は植民地化は世界の常識であったろう。日本も朝鮮半島を自衛のために日本国とした、あるいは台湾も日本となった。日本は、植民地政策として、識字率の向上や文化の醸成、インフラの整備等と国内に投ずる予算を超えて植民地を豊かにすることに力を注いだ。
韓国や台湾は今アフリカ諸国のような飢餓や貧困で悩んでいない。
この差を見ると、やはり、イギリスやフランスは今こそ、国内に投ずる予算以上にアフリカの飢餓や貧困を救済してはいかがだろうか?


そもそもこんな話題すら出ないサミットは、未来志向だろうが、過去を清算して、イギリスやフランスは参加すべきだろう。