人の夢を奪うな!

土日は御茶ノ水で講師の仕事をしていた。
日曜日の夕方、御茶ノ水から乗った総武線の各駅停車は、心地よい疲れを感じつつ、秋葉原到着前に相変わらずの賑わいの電気、オタクの街という印象であった。


帰宅後、家族から「秋葉原で大変な事件があった」と聞かされ、ニュースを見て驚いた。御茶ノ水の目と鼻の先の秋葉原で、惨劇が起こっていたとは想像もできなかった。


あまりにも残酷な犯人だ。殺戮された人々は、皆家族もあり、友人もあり、夢もあった。単に「世の中がいやになった」という完全に個人的な理由で人を殺す、そんなことは許されない。


何故、こんな残酷で身勝手な犯罪が起こるのか。憤りの気持ちで一杯だ。
もしも、自分があの事件の犠牲者だったら、と考えるだけで、家族が殺されたら、友人が殺されたら、犯人を許せない。


戦後教育の問題もあるかもしれない。しかし、それ以上の家庭内での命を大切にする、愛情に満ち足りた家族が大切だと感じた。