久しぶりの謝罪

昨日は、北関東に出張した。
新規事業に関して、クライアント候補との面談だった。
色々と現状の問題点をお聞きし、今後1〜2年程度で改善を進める企画書を作成することとなった。
帰りはいつもどおり、電車でビールを楽しんだ
帰宅後、即座にメールチェックをすると・・・・




「もうダメです。改善計画が実行できません。社員が真剣に取り組もうとしません。このままでは、会社を清算するしかありません。」


ぎょぇー!というメールです。


改善計画を社長、幹部社員と練りに練って作成し、生産業務の改善、営業方法の改善、会社統治の改善を進め、赤字体質から黒字体質への転換を図ろうとしました。

当然、その計画の実行には社員の協力が不可欠です。

ところが、社員がその気になっていない。

そのメールを見て、2時間ほど、考えた。その結論は、・・・・



コンサルティングの方法に原因があると思った。


社長、幹部社員により改善計画を作成したが、そこには一般社員が入っていなかった。
理由は、一般社員に残業をさせてまで、計画作成に巻き込むことを避けたかったためである。


しかし、今思えば、一般社員にも入ってもらえば、上から降ってきた改善計画ではないとの意識を持てただろうということだ。


そして、社長に久しぶりの謝罪メールを送った。


コンサルタントは、改善の直接的な実行者にはなり得ない。
実行者は、社長、幹部社員、一般社員の全ての企業関係者だ。

その関係者を本気にさせ、本気な関係者を全面的に支援する。

それが、コンサルタントの役割だ。

今回の経験を踏まえて、もう一度、この会社でチャレンジしたい。

社長から二度と「もうダメ」と言わせたくない。

昨日は自分の至らなさを痛感し、改善という重要なお役目を頂いたことに感謝しつつ、日々の恒例の反省日記を書いた。


補足:10年日記というものを2004年1月29日(木)から続けている。木曜日が開始日になっていることは、理由がある。前日の倫理法人会のモーニングセミナーで10年日記の話を聞き、即座に実行したためだ。この日記は、1日3行だけの日記で、苦にならない。