ワクワクコンサルティング

昨日は、地元の眼鏡屋さんでコンサルティングの仕事をした。
眼鏡を作る前のチェックは、通常の視力だけでなく、調節力、両眼視機能検査と多岐に渡り、チェックだけで1時間を要する。
また、チェックする間は、店長によって、微妙な見え方に関する絶妙な質問で、顧客が気づかない見え方に関する感覚を引き出す。
これらの入念なチェックによって、一人一人の顧客に最適なレンズが選ばれる。そして、ファッション感覚に優れた女性がその方に最適なフレームも提案する。
こんな素晴らしい眼鏡屋さんで、販売拡張のコンサルティングをさせて頂いている。
小売業は、既存顧客のリピート率の向上、新規顧客の確実な獲得が重要であり、これらに関して、方針を定め、具体的な手段まで落とし込み、早期の活動開始が可能なように検討した。
コンサルティングの中で「お話をお聞きしていると、元気になる」と言われ、様々な悩み解消、困難に立ち向かう気持ちの高揚が手に取るように感じた。
こんな時、コンサルタントという職業に喜びを感じる。
格安眼鏡屋さんが、林立する中、この眼鏡屋さんのように、顧客の生活の質を真剣に考えた眼鏡屋さんは、稀な存在だろう。
お一人のお客様が、入店し購入までの時間は、短くて1時間、平均的には2時間であり、その丁寧さは、驚くべきものがある。

注:視力は一般に知られている。調節力は、いわば老眼という言葉であろう。20歳代でも実は個人差があるものの、調節力は徐々に衰え始める。すなわち、中には20歳代で遠近両用眼鏡が必要な人もいるということである。両眼視機能とは、目は左右で見ることで機能を発揮するが、左右の目の機能が非対称であることから、これらも考慮したレンズ作りが重要であるということだ。