「聞く」と「聴く」

同じ「きく」でも、「聞く」と「聴く」は雲泥の差を感じる。
英語では「聞く」はHearで、「聴く」はListen、Pay Attenntionのようだ。
イメージでは「聞く」は単に耳に聞こえている状態で心にまで届いていない。そんな印象を受ける。
「聴く」は相手の話を心の中に取り込もうとして一所懸命に聞いている。そんなイメージだ。
例えば相談を受けた際、相談内容を聞きながら、答を考えていると、「聞いている」という状態だと思う。すなわち、相手の相談内容に自分の知識の範囲内で応えるレベルであろう。
一方、相手の相談内容に何の先入観もなく、ひたすら相手の相談する話を聴く、その相談内容から相手が心の中で思う解決策を見出そうとする。これが「聴く」になる。
どっちがコミュニケーションが活発になるかは、考えるまでもないだろう。
コンサルタントとして、自分は「聴く」姿勢を明確に持ちたいと思う。
ついつい、会話の中で次に自分が何を話そうか、相手の話の中に何らかの意味や価値を見出そうとしている。それでは、相手の話の半分も心に入っていないと反省している。
今日の話は伝わりましたか?