地震は地下深くで断層のズレなどが原因で生じる断層型とプレートのぶつかり合いで歪が蓄積され、力が一気に解放されて生じるプレート型がある。
日本はいずれの地震がいつ、どこで発生してもおかしくない国である。
最近、観測体制が充実し、地震のうち破壊力の大きな横波(S波)と先に到達する縦波のS波の時間差を利用して、警報を発するということが可能になった。
鉄道、ガスなどのライフラインを管理する会社の利用が先行的に進むであろうが、いずれは個別の過程にまで、この警報が到達することが想定される。
昨夜は、寝る前に何となく、このことを考えていた。
・・・・・明け方近く、夢を見た。
テレビの上に置いてある緊急警報発進機(自分の想像の機械)が、夕食の最中、突然警報を発した。「今から10秒後に震度6強の地震が到達します。安全を確保してください。9、8、7、6・・・・・2、1」とカウントダウンも
夢の中で即座に行動が取れなかった。地震が襲ってくる直前に目覚めた。
夢の中とは言え、明確な行動が取れない自分がいた。
日頃は防災セミナーで講師をし、「会社を守る防災マニュアルのつくり方」(マネジメント社)も執筆していながら、情けない気持ちだった。
目覚めて早速、我が家の防災マニュアルを文書化しようと思った。
文書化といっても、家庭の防災マニュアルである。地震が来たら靴を履く、ドアを開ける、硝子の側に行かない、非常時持ち出し袋を確保する・・・、家族間の連絡の取り方(NTTの171)、事前対策としてパソコンクラッシュを想定したデータのマメなバックアップ・・・などである。
マニュアルは事前対策、地震時対策、事後復旧にしよう。
しかし、リアル過ぎる夢を見るとは、自分でも驚いている。会社員の時代は仕事の夢を見たことは数えるほどだ。独立してから見る夢は、自分自身が思い描く夢が実現した夢が多い。
今日の夢は自分に何を教えようとしていたのか、じっくり考えたい。