2月4日は立春だった。立春と言っても暦の上での話で、2月はとても寒い時期になる。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものだ。春分の日は3月21日だ。春分の日を過ぎる頃、寒さも和らぎ、暖かい日が来るのだろう。約1ヵ月半だ。
ところで、2月は通常28日で他の月よりも短いのは何故だろう?年間30日の月が4月、6月、9月、11月の4回ある。例えば、分散して他の2つの月に1日ずつ分散させれば、2月も30日になる。古人が考えたことなので、理由は分からないが、昔会社の先輩から聞いた話で面白い話があったので、思い出した。
「2月が年度末に向かって忙しく苦しい時期だ。だから28日と短くし、破約苦しい2月が終わるようにした。それと、寒い時期で早く春になるよう2月を短くして、春が早く来るように願ったのではないか」・・・ふ〜んと思ったが、何となくほほ笑ましい話をされたのだなと今思う。
2月〜3月にかけての年度末は連日の残業で、徹夜もしばしばあったが、先輩、同僚、後輩が一体的に仕事をし、多少のきつさもある意味、毎年恒例のイベントであり、この時期を越えた先にある4月のお花見は、とても楽しみだった。それと、7月にあった部員と協力会社の方々が参加する社員旅行は、最盛期で木曜日の夜に都内を出発し、金曜日にゴルフ、夜は大宴会、土曜日は観光旅行、夜はまたまた大宴会、日曜日は体験型のラフティングなどのツアーをし、結果的に3泊4日の社員旅行を楽しんだことは、今ではとてもいい思い出になった。当時の会社の上司にお聞きしたところ、最近は社員旅行は廃止したそうだ。若い社員が土日も会社の人と過ごすことに難色を示すようになったためだそうで、時代の変化による人々の考え方の変化、人付き合いの考え方の変化を痛感し、何ともいえない寂しさを味わった。
自分が将来会社を設立し、従業員を雇用したら盛大な社員旅行で社員、家族を招待し楽しんでもらう顔を見て、自分も喜びたいと思う。