ISOは企業等の組織の最高経営層の想いを実現するための方針を明確にし、それを実現するための計画を立て、実行し、定期的に見直すことを基本としている。代表的なISOは品質と環境であろう。
私は環境の審査員として、多くの企業の審査をさせて頂き、今後も審査を重要な自分の使命と考え、取り組んで生きたい。
ISOというと、中小企業にとっては難しく手が届かないという話をよく聴くことがある。難しいから、うちは中小企業だからと言ってあきらめている会社も多い。
一方、比較的大きな企業では、ISOの担当者を専任で置いている事例も多く、企業の経営資源の差を痛感することもある。
しかし、ISOの原点である経営者の熱く強い想いは、企業の大小に関係なく、むしろ経営者の個人的な資質の違いと言える。
ISOは非常に合理的なシステム構築を求めており、経営者の思いつきをベースとするようなマネジメントの企業にとっては、ISOを導入することで、合理的なマネジメント体制が整う効果が期待できる。
さて、ISO、品質は顧客指向であるが、環境は顧客を含めた企業を取り巻く様々な関係者および地球環境指向である。ISO環境に取り組むと言うことは、本来は環境保全に貢献することであり、肩の力を抜いて、できる範囲で始めるものだと想う。
社内の環境ISOの会議は、参加者が眉間にしわを寄せ、難しい顔で話し合うものではなく、明るく、楽しく、社会に貢献できる喜びをもっと高めるために実施してはいかがだろうか。これによって、ISO環境はよりレベルアップするものと想う。
経営者は自信と夢を持って
ISOに取り組もう!