また、小学生の女の子が犠牲になった。安全な場所と思った塾が犯罪の現場となった。
ワイドショーでは、塾が文部科学省管轄でなく、経済産業省管轄であることを批判する意見を散見する。このような批判と今回の犯罪は無関係ではないかと思う。塾は当然経済的な利益の追求をする企業であり、サービス産業であるので、当然に経済産業省管轄でも問題ないと思う。
今回の犯罪で問題な点は、犯人の講師が前科者であったことを塾が知らなかったこと、今回の殺人の前にも、子供達との関係が良くなかったことなどを塾でうすうす感じていながら、有効な手段として解雇もしていなかったことなどであろう。
塾の商品は、講師であり、志望校への進学率の高さであろう。犯罪の現場となった塾は、今一度、誰に、何を、どのように提供するかという企業であれば、誰もが考えるべきドメインを確認すべきだと思う。そして、提供する商品に関する品質をいかに維持・向上するかの方策を即座に検討すべきである。