最近、ISOの認証を自主的に取り下げる企業が増えてきていると聞く。知り合いの会社の若手社長と話すと、「最初に認証取得の目的が明確でなく、ISOコンサルタントからシステムを購入するような会社では、維持が困難でしょう」ということだ。
ISOのように、初期費用がかかり、かつ社内にPDCAというマネジメントシステムがクロフネのように導入される場合、目的が不明確、目的が不適切な場合は、認証取得はできても維持が出来ないということだろう。
自分は、認証取得を目指す企業に、目的の明確化を最初に確認する。次に、社内のプロセスを明確化してもらい、その後、規格の理解のための勉強会、認証取得後の会社の変革イメージの具体化などの作業を終えて後、やっとシステム文書作成に入る。
また、既に認証取得をしているが、システムが有効に機能しない、認証取得の前後で何ら変わりが無いという企業に対しては、リニューアルの提案をしている。簡単に言えば、導入前に行うべきことをちゃんと確認するということである。
自分が提唱するシステムは、難しくもなく、その会社の実情を反映したシステムとし、継続的改善で徐々に目標に向かうものだ。
最初から100点満点はありえないし、それは費用対効果の観点でも褒められるものではない。
もっと、リラックスして、背伸びせず、楽に認証を取りましょう。
そんなISO構築を応援しています。