今日は、建設現場で審査を行った。審査では、現場としてのサイトを確認するため、現場を巡回する。巡回中は、天気もよく、その後、事務所で書類審査を行った。雨の中の審査でなく、ラッキーであった。
ところが、雨の中の審査を好む審査員もいる。むしろ、豪雨が望ましいとさえ考える方もいる。不思議だと思うのが、一般的であろう。
しかし、彼らの意図は素晴らしい。
すなわち、豪雨、集中豪雨においては、いわゆる緊急事態としての対応が必要になるケースもある。
例えば、作業所で保管する重油軽油が、豪雨や強風で倒され、油による土壌汚染、水質汚濁の可能性があり、緊急事態発生時の対応が直に見ることができるためである。
このような事態は、非常にレアケースである。しかし、レアケースだからこそ、緊急事態であり、その1回の事故の発生で企業の信用が決まるのであれば、このような事態こそ、企業は冷静な対応をし、そのための入念な準備や訓練が必要になろう。
自分が所属する審査機関の大先輩方は、このように熱意と誠意を持って審査に臨まれている。自分も少しでもその領域に近づこうと日々努力と精進を積み重ねている(つもり?)。