ISOに関する知識を再整理しようと思い、今日は終日ISO関連書籍を読み、講演用のパワーポイントを作成していた。
規格作成に参加された方が書いた書籍は、さすがに読んでいて正確で分かりやすい。
しかし、中には解釈で明らかな間違いの書籍もあり、こんな本でも世の中に出す出版社があるのかと、驚いた。
次に驚いたのは、ISOに関するコンサルタントの記述だ。「コンサルタントは基本的には会社ですが、中には個人事業者もおり、不適切なコンサルタントも数多くいます」だって!
驚いたね。驚いたと言うよりも、怒りを覚えた。
個人事業者もおり、不適切なコンサルタントも数多くいる、という表現は読みようによっては、個人事業者=不適切なコンサルタントとも読める。その根拠を知りたいと思った。
執筆者がISOコンサルタント会社を経営しているので、個人事業者が脅威に思ったのだろうか。それにしても、何人の個人事業者と接し、話した結果、このような結論を出せたのだろうか。
「皆、言っているよ」という発言者に、「何人の人?」と聞くと、せいぜい自分の身の回りの数名であるなんて、よくある話だが。
一方で不適切なコンサルタントが現存することも確かだ。せいぜい5日間の研修を受講し、審査員補として登録しただけで、コンサルタントと名乗っている人も多い。会社形式でも主任審査員がほとんどいない会社もある。
こんなコンサルタントに委託すると、どこかのマニュアルをそっくり持ってきて、名前だけ変えたような使えもしないシステムを数百万で販売している。
などと愚痴を言っても始まらない。
やっと、自分も数多くの審査を経験させて頂き、来年の1月には主任審査員に昇格できる。自分はコンサルタントとして、お金を頂く以上は、自らを主任審査員にし、数多くの審査経験を踏まえた後と決めていた。
今後は、精力的にISO構築に困っている中小企業を支援するコンサルタント活動に実を入れたいと思う。
営業しますよ。