自分が卒業した中学校、高校、大学が消滅した。
新宿区立東戸山中学校は、統廃合によって新宿区立新宿中学なった(またはなるそうだ)。新入学生が減少し、統合になったようだ。この中学は、戸山ハイツのすぐ近くで、自分が入学した頃は、ちょうど戸山ハイツの高層化の前で、一戸建ての住宅地だった。
ハイツは緑も多く、空き地もあり、虫取りや空き地での野球などの思い出がある。
友達と箱根山で遊んだりした。中学から東京に来て、友達がいなかったが、戸山ハイツの子供達は、とても人懐こく、すぐに友達になってくれた。懐かしい、街である。
高校は、中学との一貫校になり、大学は首都大学東京という訳のわからない大学になってしまった。
目黒から南大沢への移転ははるか昔のことであるが、自分にとっては、目黒のキャンパスが思い出の地だ。
汚く古いバラックの部室の思い出、サークルの仲間で語り合い、飲みあい、歌いあった汚い部室は、自分の大学生活の最大の思い出だ。
夢のような一時でもあった。悲しみに打ちひしがれ、立ち直るのに10年近くを要した思いでもある。
学校が消滅しても自分の心の中の思い出までは消えることはない。