自分は経営コンサルタントとして、企業の経営者の方々に事業計画書を作成し、実行し、進捗管理を怠らず、適宜見直すことが大切ですよ。等と話しているが、ふと振り返ると、自分の事務所の事業計画がないことに気づいた。
そこで、事務所開設3年目に突入した今、自分自身の3年間にわたる中期事業計画を作成した。
会社と違って個人の場合は、従業員に見せて価値観を共有するものではないが、今回作成してみて、自分自身の中にあった「モヤモヤ」としたものが、かなり明確になったと思う。
作成手順は、そもそもこの事務所がこの世に何故存在しているのかを考えた。いわゆる経営理念に相当する。
そして、この事務所が社会に何を提供したいかを考えた。経営目的である。
そのために、達成すべき状態は何かも考えた。経営目標である。
さて、これらを実現しようとする自分と社会はどうなっているか、SWOT分析を行った。
SWOT分析とは、自分自身という内部環境の強み(S)と弱み(W)をリストアップし、自分を取り巻く外部環境における機会(O)と脅威(T)を考えることであり事業計画を考える上で、絶対不可欠の手順となる。
次にクロスSWOT分析を行った。クロスSWOT分析とは、
市場の機会を自分の強みに取り込むには、どうすべきか
市場の機会を自分の弱みで取りこぼさないためには、どうすべきか
他人にとって脅威でも自分の強みで機会に変える方法はないか
自分の弱み、市場の脅威の組み合わせで最悪状況を回避する方法は何があるか
などを考えるツールである。
これらの作業が終了すると、次はこれを実現する自分って何?キャッチフレーズを考える時になる。
まだ決定していないが、例えば「これで安心!元気経営コンサルタント」っていう感じを考えているが、もっと短く強烈な印象を与えるコンセプトを検討中である。
この後の手順は、マーケティングの4P(製品、価格、販路、プロモーション)を考え、自分自身の市場にける位置づけ(ポジショニング)を明確にする。
あるいは、標的顧客を明確に位置づけるなどの作業もある。
最後にこれらを実現した場合の年間売上高、経費、利益、、税金、繰越金などをシミュレーションし、3年後の株式会社設立の可能性まで言及したいと思う。
まだまだ、作業が完了していないが、この作業を通じて、事業計画の重要さを実感したが、それ以上に楽しい作業であるので、何となく敬遠している方は、楽しみながらトライしてはいかがだろうか。