昨日は、月に1度の幹部研修会が船橋で開催された。名前のとおり船橋市倫理法人会の幹部対象の勉強会であるが、希望があれば一般会員も参加可能な研修である。月に1回の研修会は毎回密度の濃い時間を過ごすことができる。昨日もまたまた勉強になった。
倫理法人会の特色を現す3つのキーワード
1.徳福一致
 徳とは、純粋倫理であり絶対倫理を意味し、徳と福は表裏一体である。
2.実践が大切
 理屈を捏ね回すことではなく、実践してみて初めて理解できる。
3.苦難観の確立
 恐れず、怒らず、悲しまず、ねたまず、不足不満の心を捨てる。
 大変だ・・・は、大きく変わるチャンス
 打つ手は無限、どんな状況であっても「これで良い」と肯定し、受け止める。
 逃げない、避けない、ごまかさない。
 必要以上に自分を他人を責めない。
 苦難はそのまま美であり、善である。
 苦難は悪魔の顔をした幸福の女神である。鬼の顔をした福の神である。
キャノン販売の社長
 肯定、肯定・・・起こった事は事実、素直に受け入れよ
 逃げるな、ウソを言うな
 数字に強くなれ
苦難観は倫理法人会を特徴付ける大きな要素だと思う。
苦難は乗り越えるために、時期と場所を選んでその人に現れる。その苦難は、変革のチャンスであり、成長の機会である。苦難を事実としてまず受け入れる。そして、自分の思い描く目標に向かう気持ちさえしっかり確立していたら、苦難を乗り越えることができる。だからこそ、苦難はチャンスと前向きに捉える。
倫理法人会の会員企業は、この考え方で今の厳しい経済社会にあっても、明るい経営が可能な社長が多い。
こういった考え方、事実を前にしても「でもね〜」「だってさ〜」「朝早いし」「月額1万円の会費は高いし」と折角入会のチャンスを与えてもらいながら、迷う人がいることも事実だ。倫理法人会に入ることが成功の必要十分条件ではないが、必要条件であると考えている。
差別化ということで、小手先のテクニックに走ったり、口先だけの経営コンサルタントに莫大なフィーを支払うのであれば、月1万円の会費はただ同然とも言える。
『そのうち、そのうち、日が暮れる、今来たこの道帰れない』