昨日と今日の二日間、環境マネジメントシステムの審査を行った。審査した企業は首都圏にある堅実で真面目な中堅建設業だ。
建設業というと、ゼネコン、ゼネコンというと鹿島、大成、大林、清水、竹中のいわゆるスーパーゼネコンを知る人は多いだろう。今回は、全国展開するこれらのゼネコンではなく、地域に密着し、地域に貢献する中堅ゼネコンが対象だった。
環境マネジメントシステムは、マネジメントシステムである以上は、PDCAサイクルを回し、システム自体を継続的に改善し、その結果、環境負荷を低減し、最終的にはコスト削減や地球環境保全への貢献を目的にするものである。
今回審査した企業では、足元の会社および周辺の清掃や景観に配慮し、さらには工事における様々な環境負荷を減らすような努力をしていた。
今後、このような企業こそ、お客さんである自治体や個人が評価し、仕事が取れる仕組みがあると地球環境に貢献しようとする企業のインセンティブが向上すると思う。