ISO環境の審査で昨日から1泊2日の出張だった。
審査をしてていつも思うことは、日本の企業は本当に真面目だということだ。
環境のISOは、正式にはJIS Q 14001:2004に定められる要求事項を満足した自社(または自分の組織)の環境マネジメントシステムを構築し、実施し、維持することであり、審査はJISの要求事項を満足しているか、自社で決めたことを決めたとおりに行っているかを客観的な第三者が行うものである。
自分は審査員として、多くの企業を審査してきて、つくづく思う「日本人は真面目、会社もまじめ、でも目標をもっと明確にすると、もっと効果的になる。もっと、従業員が共感できる」とおうことだ。
また、審査はチームで行う。チームにはリーダーがいて、審査の全ての責任を負う。自分はメンバーであり、リーダーではないが、多くの審査で何人ものリーダーの審査を見させてもらった。
リーダーも千差万別である。どのリーダーが良くて、誰が悪いという話ではない。
それぞれ個性があって面白い。
自分は、審査の結果、多くの指摘をするよう心がけている。これは、多くの指摘をすることで、その組織のシステムがよりよくなるチャンスと心得ているためである。
しかし、多くの指摘はシステム担当者にとっては、沢山の修正を要するため、大きな負担を強いることともなる。このため、リーダーによっては、指摘を極力少なくすることを第一に考えておられる方もいる。
指摘が多いリーダー、少ないリーダー、いずれにしても、リーダーがその組織のシステムを心から良くしたいと思っていれば、それは相手側に伝わり、多い少ないが大きな問題でないことが理解できる。
昨日と今日の二日間は、このことを学んだ貴重な二日間であった。