最近、毎日のように中国の反日に関する報道や討論会をテレビで放送している。昨日も日テレで夕方に放送していた。ふとした疑問を抱いた。
その1:日本の歴史教科書について、中国で真実を書いていない、過去の反省がないという論調で言われている。国内でアンケートしての日本人もそのように感じている人が少なからずいる。今、手元に問題視された扶桑社に「新しい歴史教科書(市販本)」がある。自分がこの教科書を手にしたのは、平成13年の発売直後であった。中国の人だけでなく、批判的な日本人でこの教科書を手にとって自分の目で確かめた人はどのくらいいるのだろうか。
事実と意見の混乱を感じる。
その2:その1と関連するが、レポーターが中国の街頭で日本の何が問題かを聴いていた。中国人の解答で「歴史教科書」というものが多かったが、なぜレポーターはさらに突っ込んだ質問として「歴史教科書のどの部分がどのように問題か」と質問しないのだろうか。
「皆言ってるよ」という言葉もあろうが、皆って具体的に13億人の中国人の何人、何%があなたと同じ考えかなどを確認しない限り、レポーターとしては、高い交通費、宿泊費、日当を支払うだけの価値がないではないかと思う。