「しあわせはいつも自分の心がきめる」
相田みつをの言葉の中でも最も好きな言葉の一つである。
今幸せかどうかというのは、誰かに「幸せと思え」と命令されて「ああ、幸せだな」と思うなんて絶対にありえない。
逆に「今のお前は不幸だ」と言われて、「自分は不幸だな」と思うこともありえない。
誰が何と言おうと、自分の心の状態が自分を決めるものだと確信する。
例えば、目の前で起こっている現実をどんなに嘆いても、目の前の現実は変わらない。沢山嘆けば嘆くほど、目の前の現実が自分にとって都合の良い状態に変わるならば、どんどん嘆けばいい。目の前の現実はある意味現象であり、自分の心というフィルターを通して、現実として認識している。であれば、その事象をどのように捉えるかは自分で決めている。
根拠の無い不安、根拠のない自信であれば、根拠の無い自信がいいと思う。
もちろん、根拠の明確な不安もある。これは、明確な根拠を取り除く努力を全力で行えばいい。根拠の明確な自信、これは自信というよりも確信であろう。自分を信じて実行する。
相田みつをは、全ての人に暖かいエールを送っている。そのエールをどう捉えるかは聞き手の自由である。自分は、常に自分にとって前向きな言葉と捉えるようにしている。