久しぶりに東海道新幹線に乗った。東海道新幹線の楽しみの一つは、新富士駅を通過した後に渡る富士川橋梁からの富士山の絶景である。今回もその絶景を楽しみたいと想い、山側の窓際の席を往復で指定した。しかし、春の靄のせいか全く見えなかった。
富士山には、昭和50年7月の山開きの時に、大学の新入生仲間と一度だけ登った。その当時は、登山客も少なく、ゴミを少なく、気持ちよく登山し、下山の際の砂走りを楽しんだ。
その後、最近、新5合目まで車で行った。第一にすごい渋滞で驚き、第二に新5合目登山口周辺も含めてゴミがあちこちに沢山落ちていて落胆した。霊峰富士という言葉は既に死語になったと思った。もっと驚いたのは、そのゴミを清掃している団体がいる横で、タバコをポイ捨て、ティッシュペーパーを丸めてポイッ、お菓子の袋を重力に任せて手から落とす、ここまできたか!彼らには全く感性を感じない。これでは、世界との競争に負けるなと確信しました。