私が専任幹事を努める船橋市倫理法人会は、来週の水曜日で1224回目の経営者モーニングセミナーを迎えます。昭和55年に千葉県船橋市で誕生した倫理法人会は、今では全国に450箇所を超える拠点を持ち、5万社近い会員がいます。
当初は、毎朝行われる勉強会に参加した故滝口長太郎氏が経営者を対象にした勉強会の必要性を提唱し、始まったものですが、その後、全国に展開する考え方として、100社100箇所運動と称して展開活動が始まりました。
初めから、1万社を目標にするというと、相当に高い目標に思えますが、1箇所につき100社を会員にし、100箇所で分散するという考え方は、実現できそうな考え方であったと思います。
そのような考え方を支えてきたものが、「万人幸福の栞」という161ページの本です。
「万人幸福の栞」は、誰もがいつからでも実践できるわかり易い考え方、行動の基本が示されています。
今日はここに示される17か条の基本的な考え方を示します。
1 今日は最良の一日、今は無二の好機
2 苦難は幸福の門
3 運命は自ら招き、境遇は自ら造る
4 人は鏡、万象はわが師
5 夫婦は一対の反射鏡
6 子は親の心を実演する名優である
7 肉体は精神の象徴、病気は生活の赤信号
8 明朗は健康の父、愛和は幸福の母
9 約束を違えれば、己の幸いを捨て人の福を奪う
10 働きは最上の喜び
11 物はこれを生かす人に集まる
12 得るは捨つるにあり
13 本を忘れず、末を乱さず
14 希望は心の太陽である
15 信ずれば成り、憂えれば崩れる
16 己を尊び人に及ぼす
17 人生は神の演劇、その主役は己自身である。
どうです?「何か宗教っぽい」・・・そうですね。私も初めは宗教のように感じましたよ。ところが、参加している方々と話してみると、宗教臭さは全く感じませんでした。むしろ、バリバリの中小企業の社長が多いのですが、お互いにお互いを尊敬し、お互いが高めあうことを願っていると、徐々に理解できてきました。
倫理法人会の大きな特徴は、会として何らかの行動を取るというよりも、勉強を通じて知ったことを、各会員が自分のために実践するということかなと思います。