なぜ原発だけ?

原子力発電所衆議院議員総選挙で争点の一つになっている。
報道で言われる市民団体も原発に対して、「安全が確認されない限り再稼働は許さない」との声も大きい。
この論拠は、福島原発の事故を根拠とするものだろう。

しかし、原発に反対する方々は、同じ論理でトンネルや橋の利用差し止めをどうしてしないのだろうか?

中央道の笹子トンネル事故で9名もの命が奪われた。原発に反対する方々の論理で考えると、「トンネルや橋梁の安全が確認されない限り、利用は禁止すべきだ」となぜ言わないのだろう。

また、交通事故で年間5千人もの命が奪われている現実に対して、道路の安全、自動車の安全、歩行者の安全が確認されない限り、道路や歩道の利用を差し止めるということをなぜ言わないのだろう?

原発に対してのみは、何だか理解しがたい。

原発に対する反対論には、科学的なものよりも、政治的な臭いを感じる。