節電の夏
今年の夏ほど節電が叫ばれる夏はない。
東電管内、東北電力管内だけでなく、全国的に電力の供給力が落ち込んで、停電の恐れがあるという。
原発の再稼働が遅れているので、電力が不足することの論理のようだ。
理由はどうであれ、節電意識が高まることはよい事だ。
しかし、我が家ではどうやって節電するか、頭が痛い。
なぜなら、家庭用電力の時には半分を占めるエアコンをほとんど使っていないからだ。
来客がない場合、我が家ではエアコンはコンセントから抜いた状態で、昨夏は1〜2回スイッチを入れただけのように覚えている。
今年は一度も使っていない。
照明器具も半分は使っていない。テレビ、冷蔵庫、洗濯機も省エネタイプ
いっそ、海外にでも長期旅行をするかとも思ったが、予算まで不足
いつもどおりの省エネ生活を送ることを決めた。
公共事業に関する環境アセスメントを仕事にしていたころ、ただ反対を叫ぶ市民団体と多数遭遇した。
彼ら、彼女らは真剣に反対していたが、感情論が多かったように思う。
ある高速道路の住民説明会で、排気ガスで地域の生活環境の悪化、子どもの疾病の増加等を声高に叫ぶ団体がいた。アウトドアライフを楽しむ仲間のようだった。
駐車場に停めてあった団体の車は、大排気量のジープタイプや排ガス規制をクリアしていないディーゼル車が大半で、人にだけ要求する底の浅い運動のように感じた。
現政権となんだかダブって見える。