仕事と報酬

「こんなに安い仕事はボランティア感覚でしかできない!」
こんな感覚で仕事をされた相手はたまったもんじゃないでしょう。

「安くてボランティア的な仕事ですが、よろしくお願いします」
いくら以下がボランティア的な仕事だろう?分からない。

報酬が高い安いで仕事かボランティアかを区別することは難しい
と言うか、そんな区別は無意味だと思う。

仕事は仕事だ。

診断士、技術士、環境審査員、環境カウンセラー等の世界では、同じ資格者同士の活性化を求めて、様々な仕掛けを企画し実施する。
これらは、当然に資格を有する者が実施する。
無報酬は当然であり、交通費も自己負担である。さらに、懇親会でもあれば、あっと言う間に福沢諭吉が逃げて行く。

これをボランティアと称して活動される方もいるだろう。

ここで少し考えて見たいことは、仕事と報酬の関係だ。

仕事をすると、金銭的な報酬を頂ける。しかし、金銭的には無報酬の仕事もある。金銭的に無報酬の仕事をボランティアと定義づけすることが一般的であれば、そうであろう。

しかし、自分は金銭的に無報酬であっても、自己負担があっても、それは仕事と考える。

何事も仕事と考え、全力投入をすると、相手から感謝して頂いたり、喜んで頂けることが多くなる。そうなると、自分も感謝の気持ちが高まり、喜びを頂ける。
金銭的に報酬がなくとも、喜びと言う報酬を頂ける。

金銭的な報酬は、使えば減る。貯金しても僅かな利子だ。
しかし、喜びという報酬は、心に貯金され、決して減らない。心の中でますます大きくなり、利子も心の持ち方で無限大だ。

ほ〜らっ!すごい報酬があると思いません?


「心の報酬だけじゃ食っていけないだろうが!お前は甘い!」
と言う声が聞こえそうです。
こんな気持ちで仕事に常に全力を投入し、中村文昭氏の生き方である「頼まれごとは、試されごと」、「0.2秒のハイ!」、「あなたの予想を上回りまっせ!」を忘れていない生活を続けていると、食えないことは絶対に無いと信じている。


「安くてボランティア的な仕事だな!ちぇ!」等と言わないで、
「自分に仕事をさせて頂いてありがとうございます」とニコニコしながら感謝の気持ちを相手に伝えよう!自分の感謝の気持ち以上の感謝を頂けるかもしれません。それは、自分の本気度、全力度で決まるでしょう!